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活動報告(さくらサイエンス・ハイスクールプログラム) 第38号

ハイスクールプログラム第8グループ
大学で学ぶって何だろう-明治大学訪問

 来日中の第8グループのうち、中国からの34人(引率者含む)が、明治大学生田キャンパス(神奈川県川崎市)を訪問しました。梅雨の合間の強烈な日差しが差し込むなか、一行は緑溢れる小高い丘の上にある生田キャンパスに到着しました。

 オリエンテーションではまず、引率者のチン先生から「今回の訪問で日中の交流がますます深まることを願います」と挨拶がありました。次に理工学部教務主任の渡邉友亮教授が明治大学の概要を説明したあと、中国の高校生のために、「なぜ大学で学ぶのか」というテーマで高校生と対話をしながらお話いただきました。

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中国の引率者、チン先生の挨拶

 幼稚園から大学、そして会社勤めと、所属する組織が変わるなかで、唯一、大学だけが目的の無い集団、と語る渡邉教授。中国の高校生に、「大学に進学する目的は何だろうか」と語りかけました。アインシュタインの言葉を引用し、「大学で学んだことを全て忘れても、何か残る。何を残してあげられるかが教育の目的」という話に高校生たちは真剣に耳を傾け、大学で学ぶことって何なのか、考えるヒントを頂いたようでした。

 キャンパスツアーでは、フィールドロボットが専門の黒田洋司教授から、小惑星探査機はやぶさに搭載されたミネルバ、東日本大震災後の福島原発で使用する目的で開発が進められた無人放射線観測ロボットなど、研究内容を説明していただきました。

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黒田教授からのフィールドロボットに関する説明

 また、渡邉教授の研究室にも訪れ、渡邉教授から「オキシドは何色が一番多いだろうか、白?透明?」と質問されて、高校生も熱心に答えを考えていました。同研究室所属の中国出身の研究者と留学生も加わり、詳細に研究内容や複雑な研究用機器について説明してくださいました。

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渡邉教授の研究室にて。中国出身の研究者の方から説明を伺う。
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渡邉教授の研究室にて

 レーザー物理が専門の小田島仁司教授の研究室では、電波と光の境界に存在するテラヘルツ電磁波を使ったテラヘルツ分光について教えていただきました。また、光には物を押す力があるので、四方八方から光を当てて空中で物を固定する、という研究についても高校生たちは興味津々で説明を伺いました。

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小田島先生の研究室にて

平成29年度 活動報告