2017年度 活動レポート 第183号:東京理科大学

2017年度活動レポート(一般公募コース)第183号

未来を担うアジア地域の若者との科学技術交流

東京理科大学からの報告

さくらサイエンスプログラムの助成を受け、2017年11月22日~11月28日の日程で、ベトナム(ハノイ建設大学)5名、台湾(中央警察大学校)5名、韓国(湖西大学)5名の、計15名(うち10名が大学院生、5名が大学学部生)を、東京理科大学・火災科学研究センターに招へいし、以下の活動を計画・実施しました。

11月22日

来日、ガイダンス

11月23日

「第6回アジアの火災教育・研究フォーラム」への参加と、ポスター発表(アグネスホテル(神楽坂))

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ポスター発表での議論の様子

招へい学生の指導教官を含む、アジア太平洋地区の7か国・地域から火災研究者が参加した会議での議論に参加するとともに、東京理科大学院生とともに、同会議でのポスターセッションでの研究成果発表を行いました。

11月24日

アジアの火災教育・研究フォーラムテクニカルツアー(消防庁消防研究センター、日本消防検定協会(調布市))

写真2
日本消防検定協会で住宅用火災警報器について質問する様子

消防防災の科学技術研究を担う国の研究機関、火災安全を支える消防機器の検定を実施する機関を訪ね、我が国の火災科学技術を支える現場を体験しました。

11月25日

模擬実験・演習・集中講義(火災科学研究センター実験棟(野田))火災科学研究センター実験棟の充実した火災実験施設で、集中講義を実施した後、火災に関する模擬実験を共同で体験し、演習と講義を通じて意見交換を行いました。

11月26日~27日

日本の自然科学と伝統技術の体感(箱根ジオミュージアム、神奈川県立生命の星・地球博物館見学)

写真3
神奈川県立生命の星・地球博物館を見学

来日する学生の主な関心である災害と安全の科学技術に関連して、狭く高密度な国土に世界の7%もの活火山を有する我国の取り組み、および、我が国の安全の基盤ともなっている、日本品質を支える地道な技術伝承を、本学学生とともに体感し議論する場を持ちました。

26日夜には、国際火災科学研究科大学院生主催による国際交流会を開催し、学生同士の更なる交流を深めた。

11月28日 帰国

短期ではありましたが、未来を担うアジア地域と日本の青少年が科学技術の分野で交流を深めるという経験を、本学学生が招へい学生と共有できたことは、双方にとって極めて有意義であったと感じます。このような交流のきっかけを作って頂いたさくらサイエンスプログラムに深く感謝いたします。