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活動報告(一般公募コース) 第178号

台湾の高校生と、課題研究を通じた交流を実施

大阪府立千里高等学校からの報告

 大阪府立千里高等学校は2017年10月16日から22日まで、國立中科実験高級中学(以下、中科実中)から5名の高校生を招き、科学探究活動を通じた交流を行いました。

 中科実中は、台中市の「科学技術特区」にある企業・研究所等で勤務する外国人を含む勤務者の、子女教育を目的の一つとして設立された高級中学(高等学校)で、科学分野の探究活動や実験を中心とした理科教育に特に力を入れています。

 昨年度からは中学部も併設し、中高一貫教育もスタートさせている意欲的な学校でもあり、外国語として日本語の教育にも力を入れ、日本のスーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)発表会などへの参加もしています。

 本プログラムは、SSH指定校である本校との科学探究(課題研究)を通じた交流と、日本の大学や研究所での活動や留学生との交流を通じて、日本での研究活動の具体的な様子を体験していただくことを目的として企画しました。

<千里高校生との交流>

 10月17日に行われたSGH「探究中間発表会」、18日に行われたSSH「科学探究中間発表会」に参加しました。SGHとSSHに両方指定を受けている本校では、両方の中間発表会が2日間にわたって実施されます。「科学探究中間発表会」では、ポスター発表に2本の発表で参加していただきました。

 国際・科学高校である千里高校は、国際科の生徒は英語での課題研究発表へのハードルは低いのですが、科学科の生徒にとっては、英語での発表、質疑応答は敷居が高いのが現状です。中科実中の生徒とのやり取りはすべて英語で行われ、最初のうちは戸惑いも見られましたが、お互い科学的な課題研究に取り組む仲間同士ということもあり、すぐに打ち解けて探究活動や学校生活についての交流が活発に行われました。

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千里高校 課題研究発表会

<大阪サイエンスデイでの発表>

 大阪のSSH指定校・経験校などでつくる「大阪サイエンス・スクール・ネットワーク」(以下SSN)が実施する課題研究発表会(大阪サイエンスデイ)において、招待発表しました。ここでも、中科実中の生徒たちは日本の高校生に積極果敢に英語で質問し、日本の高校生に大きな刺激を与えていました。

 中科実中の生徒たちも、日本の高校生たちの科学分野における課題研究に大いに刺激を受けて、熱心にメモを取っていました。

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サイエンスデイ紹介
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大阪サイエンスデイ参加

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サイエンスデイ ポスターセッション
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サイエンスデイオーラル発表

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サイエンスデイオーラル発表

<大阪大学・理化学研究所での交流>

 大阪大学蛋白質研究所・産業技術研究所を見学し、大学の先生からの講義や施設見学に加えて、若手研究者や留学生と交流する機会をいただきました。日本における科学技術分野での研究の様子、日本で学ぶ留学生の様子などを実際に体験することができ、日本での研究を進路選択に加える生徒もいました。

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大阪大蛋白研MRI
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大阪大蛋白研研修

 理化学研究所神戸事業所では、特にiPS細胞を応用した加齢黄斑変性臨床研究について詳しく解説していただきました。中科実中の生徒たちも熱心にメモをとり、積極的に質問するなど大いに刺激を受けたようでした。

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理研神戸研修

 また、1995年の阪神淡路大震災で大きな被害を受けた神戸の街が、力強く復興している様子を目の当たりにし、同様に1999年9月21日に大きな地震に見舞われた台中市に在住する生徒たちにとっても、両国の協力関係について認識を深めるきっかけとなりました。

 見学等を快く引き受けていただいた研究所の皆さん、SSN関係校の皆さんありがとうございました。

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修了式にて

平成29年度 活動報告