2016年度 活動レポート 第212号:芝浦工業大学

2016年度活動レポート(一般公募コース)第212号

フィールドワークを通じた日本の環境システムの学習

芝浦工業大学からの報告

概要

芝浦工業大学では、さくらサイエンスプログラムによる助成を受け、2016年10月31日から11月8日の期間で、中国の武漢理工大学より大学院生3名、学部生7名の計10名の学生と引率者1名を招き、国際交流プログラムを実施しました。

このプログラムでは、環境システム学科の研究室見学および講義をはじめ、本学学生との交流を伴った都内フィールドトリップ、キャンパスツアー、学園祭見学、科学技術施設見学、そして、成果発表会により構成されました。

オリエンテーション・キャンパスツアー

10月31日に来日し、翌11月1日より、プログラム開始となりました。まず、武漢理工大学一行は芝浦工業大学豊洲キャンパスを訪れ、本学の提供するプログラム内容や学内施設説明等のオリエンテーションを行いました。その後、ウェルカムパーティでは本学学生や教職員との時間を過ごし、午後は本学学生の案内のもと大宮キャンパス内を見学しました。

ウェルカムパーティー

研究室見学

1日午後、2日終日は、システム理工学部環境学科の研究室見学を実施しました。2日間で全3研究室を訪問し、施設を見学した他、本学環境システム学科教員による、”現代建築と都市デザイン” や、”環境及びデザイン的観点からの東京の歴史”、また”日本のエネルギー循環問題”といった題目で環境科学についての講義を受けました。

講義

フィールドトリップ

3日、4日は、本学学生TAを伴って、2チームに別れてフィールドワークを行いました。事前に建築・都市デザイン・環境の観点から課題を与えられ、それに対して2日間で都内3カ所を訪問し、課題解決に取り組みました。

フィールドトリップ

学園祭参加及び科学施設見学

5日は本学学生のアテンドのもと、本学の学園祭である ”芝浦祭” を見学し、中国と日本の学園祭の違いを体感しました。午後には日本科学未来館を訪れ、日本の最先端テクノロジーに触れる事で、科学の未来への可能性を考えるきっかけとなりました。

成果発表

7日はプログラム最終日となり、約1週間のプログラムを通して、武漢理工大学の学生10名が学んだこと・体験したことについての発表が行われました。その後、本プログラムに協力した教員や本学学生とともにフェアウェルパーティを実施しました。

最終発表
最終発表

招へい者の感想

● Many thanks for JST and SIT. During the past 9 days in Japan, I learnt a lot of things and experience Japanese culture, especially in architecture and environment field, which is what I am researching now. I was deeply impressed and moved by the hard work of the professors and the staff in SIT, and very appreciated the program of JST. I really benefited greatly from this wonderful exchange program. Thank you again.

● We all feel the time flies too fast, although the exchange program only has 7 days, but this will become my most precious memories. If I had a chance, I would like to study in Japan and experience more visits on science museums and join more Japanese culture activities.

今後の展望

さくらサイエンスプログラムに採択されたことで、武漢理工大学との交流を始めることができました。実際に今回のプログラム実施を通して本学との協定締結にも繋がりました。今後も両校の更なる共同研究や留学生の受入増大に繋げていきたいと思います。