2016年度 活動レポート 第163号:関西学院大学理工学部

2016年度活動レポート(一般公募コース)第163号

持続可能なエネルギー社会のための最先端研究を体感する

関西学院大学理工学部からの報告 その1

11月13日~19日の1週間、さくらサイエンスプログラムにて、ベトナム国家大学から7名の学生と1名の教員、国立台湾師範大学から3名の学生が招へいされ、関西学院大学を訪問しました。

本学神戸三田キャンパスで先進エネルギーナノ工学科の教員による特別講義を受け、SPring-8で最先端の研究現場を体験し、 毎日学習した事をまとめ、最終日には3チームに分かれプレゼンテーションを行いました。13日から16日までの滞在前半を報告します。

11月13日

ベトナム学生と台湾学生の到着時刻が違ったため、それぞれ顔合わせが出来たのは夕食時でした。初めてのお好み焼きで盛り上がり、すぐにみんな打ち解けました。

1日目夕食

11月14日

午前中は金子教授から関西学院大学の紹介と、2015年に新設された先進エネルギーナノ工学科の学科紹介があり、招へい者一同、メモをとりながら興味深く聞いていました。

その後は学科紹介をしてくれた金子教授の研究室と大谷研究室を見学しました。充実した研究施設、最新の設備をカメラやスマホで納めていました。

2日目金子研究室
2日目金子先生学科紹介
2日目大谷研究室

昼食後はアカデミックコモンズのオープンスペースでそれぞれの国や文化、大学生活を含めた自己紹介を行いました。

ルービックキューブが得意な学生が自身の自己紹介の際、目隠しをしてルービックキューブを完成させた時は、近くにいた日本人学生からも歓声がおこりました。

自己紹介を通し、お互いへの理解がさらに深まり、いいアイスブレイクになりました。

2日目自己紹介
2日目自己紹介2

その後は、近くの有馬温泉街を散策。ちょうど紅葉が綺麗な季節で、台湾もベトナムも紅葉のない国だったため、その美しさに感銘していたようでした。

11月15日

午前は吉川准教授による特別講義を受講し、次世代二次電池について学びました。

午後からは、吉川研究室の学生のサポートのもと、二次電池の作製・評価を通して、その原理を学びました。実習後は吉川研究室を見学しました。

3日目吉川先生実験.
3日目吉川先生講義

夕食後、学んだ事をすぐにまとめ、ベトナム2チーム、台湾1チームに分かれ、最終日に向けてプレゼンテーションを作成しました。

11月16日

午前は田中教授による特別講義を受講しました。ダイハツの研究員であった田中教授の講義内容は、日本の基幹産業である自動車の燃料電池に関するもので、あたらしい燃料電池自動車の展望が示されました。

4日目田中研究室実験
4日目田中先生講義

午後からは、田中研究室の学生のサポートのもと、燃料電池の作製・評価を通して、動作機構を学びました。実習後は田中研究室を見学しました。この日も夕食後、この日学んだ事を基にプレゼンテーションを作成しました。

5日目SPring-81
5日目SPring-82