2016年度 活動レポート 第62号:芝浦工業大学

2016年度活動レポート(一般公募コース)第62号

日本の先端的科学技術の学習と国際交流

芝浦工業大学からの報告

芝浦工業大学ではJSTによるさくらサイエンスプログラムによる助成を受け、2016年8月23日(火)から8月30日(火)の期間で、中国の浙江工商大学より電子工学、応用化学を学ぶ大学院生5名、学部生5名の計10名の学生と引率者1名を招き、国際交流プログラムを実施しました。このプログラムは、電子工学科および応用化学科の研究室見学をはじめ、本学学生との交流、キャンパスツアー、浴衣着付けなどの日本文化体験、日本の科学技術施設見学、そして、成果発表会により構成されました。

芝浦工業大学工学部研究室にて

8月24日(水)浙江工商大学一行は芝浦工業大学豊洲キャンパスを訪れ、本学に関するオリエンテーションを受けました。その後、ウェルカムパーティでは本学学生や教職員との時間を過ごし、午後は豊洲キャンパス内を見学しました。キャンパスツアー後には着物・浴衣のレクチャーを受け、実際に浴衣の着付け体験をしました。

豊洲キャンパスにて
着物着付け体験

8月25日(木)、26日(金)は工学部電子工学科および応用化学科の研究室見学を実施しました。2日間で全6研究室を訪問し、バイオエレクトロニクス・高周波システム・生体調節・食品栄養学・創薬化学・環境科学に関する各研究について本学教員および学生から説明を受けました。

27日(土)は日本科学未来館を訪れ、日本の最新テクノロジーを知り、科学の未来への可能性を考えるきっかけとなりました。28日(日)には東芝・三菱重工グループの展示施設見学を行い、日本の産業についても学びました。

東芝未来科学館にて

29日(月)は約1週間のプログラムを通して、浙江工商大学の学生10名が学んだこと・体験したことについての発表が行われました。その後、本プログラムに協力した本学学生とともにフェアウェルパーティを実施しました。

さくらサイエンスプログラムにおける中国の浙江工商大学の受け入れは昨年度に引き続き今回で2回目となりました。今年度も採択いただき、当プログラムを実施することで招へい校との繋がりが一層強化されました。今後も今回のプログラム実施を活かして両校の更なる共同研究および留学生受入に繋げていきたいと思います。

大宮キャンパスにて
最終発表会
プログラム終了後

招へい者の感想

● I think this exchange program is really good for the relationship between different countries in Asia, especially for the developing country. The younger generation from the developing country can learn many advanced technology and use this technology to build their own country, which has constructive significance for the development of Asia.

● I felt so lucky to have the opportunity to join this exchange program, it was really unforgettable experience for me. I learned a lot of knowledge of science and technology from laboratory work as well as science museum visit. If there is a chance, I would apply for a further study in Japanese universities when I got my master's degree.