2016年度 活動レポート 第36号:豊橋技術科学大学

2016年度活動レポート(一般公募コース)第36号

アジアのトップ校の高校生たちが来日

豊橋技術科学大学からの報告

平成28年6月27日~7月2日において、アジアのトップレベルの9つの高校から学生25名と教員9名を招へいし、「Toyohashi Tech - High School Students Invitation Program 2016」を実施、本学の研究紹介や日本留学の魅力を伝えました。

6月27日(月):1日目

初日は開講式、オリエンテーション、キャンパスツアー、本学留学生との交流、歓迎会と盛りだくさんの内容で行われました。

歓迎会での集合写真

6月28日(火):2日目

午前中は、本学入試制度の紹介と、世界的にも希有な半導体工場にてクリーンルームと先端融合研究施設(EIIRIS)の見学を行いました。
午後には日本での生活に必要なサバイバル日本語の学習体験の後、建物の耐震・免震技術研究に関する説明とともに建物破壊実験装置の見学を行いました。

半導体工場クリーンルームの見学
サバイバル日本語教室

6月29日(水):3日目

ロボットセンターでは医療現場や介護支援で役立つロボットや装置を見学し、視覚認知情報学研究室では実験室の装置を使って、心理物理実験等を体験、視覚情報処理技術について学びました。
午後からは環境・生命・化学分野における研究室体験として、食の安全にも利用可能な磁気センサーおよび化学実験装置の見学を行いました。また、自動車関連分野の技術研究紹介では、騒音実験の見学や、指摘運転支援システムにて運転時のシミュレーション装置を体験、ワイヤレス給電カートの試乗を行いました。

ロボットセンターの見学
自動車関連技術に関する研究の紹介

6月30日(木):4日目

午前中は電気・電子情報工学分野の教員による模擬講義を体験した後、本学留学生との意見交換会に参加しました。参加高校生は同じ国出身の先輩の話に興味深そうに耳を傾け、大学生活について理解を深めました。
お昼には特別講演のため来学していたノーベル化学賞受賞者の鈴木章先生との記念撮影が実現し、短い時間でしたが未来の科学者へのエールをいただくことができました。
午後は、市内の二川本陣資料館を見学し、日本の歴史について学んだり着付け体験をしたりしました。その後、豊橋市役所を訪問し、副市長からは歓迎の意が示されました。

留学生との意見交換会
ノーベル賞受賞の鈴木章先生との集合写真

二川本陣資料館の見学

7月1日(金):5日目

午前中の閉講式にて、本学井上副学長から修了証が手渡された後、参加者は思い思いに記念写真を撮ったり、お土産を交換しあったりしていました。午後は、市内の高校を訪問し、日本の高校生との交流を行いました。お茶とお菓子を囲んで話し、折り紙体験をするうちに、最初は緊張していた表情もいつの間にか笑顔になっていました。

7月2日(土):6日目・最終日

プログラム最終日。日本の産業・技術の発展について学ぶため、トヨタ産業技術記念館へ向かいました。記念館では館内の概要案内の後、それぞれ気に入った展示に見入っていました。

トヨタ産業技術記念館の見学

短い期間でしたが、参加高校生の皆さんには、本学での最先端の研究や施設について知っていただき、日本の科学技術に対する理解と興味を引き出すことができました。今後もより多くの海外の高校生、大学生が、日本留学に興味を持っていただけるプログラムを実施していく予定です。

地震・防災関連研究室の見学