2015年度 活動レポート 第240号:筑波大学

2015年度活動レポート(一般公募コース)第240号

Undergraduate Science Course in Tsukuba 2016
筑波大学からの報告

筑波大学

2016年2月29日〜3月6日の7日間、ベトナム・ホーチミン医科薬科大学、ホーチミン市自然科学大学およびインドネシア大学医学部からの招聘学生が筑波大学に滞在しました。

本コースには筑波大学医学群医療科学類生も参加して招聘学生とペアを組んで活動しました。参加ペアはそれぞれ異なる医学系研究室を訪問して、具体的な研究課題やその解決方法を学び、実際の研究を体験しました。Medical English Communication Center教員による個別プレゼン指導を受けて体験内容を発表して共有しました。期間中、つくば市内や東京各所を巡るツアーも行いました。

遺伝医学研究室での研究体験では自分自身のDNAを調べました
遺伝医学研究室での研究体験では自分自身のDNAを調べました
再生幹細胞生物学研究室では前回さくらサイエンスプログラムに参加後筑波大学大学院生となったRatuさんが直接体験指導をしてくれました
再生幹細胞生物学研究室では前回さくらサイエンスプログラムに参加後筑波大学大学院生となったRatuさんが直接体験指導をしてくれました
医学物理学研究室では陽子線治療などについて学びました
医学物理学研究室では陽子線治療などについて学びました
MECC教員の個別指導を受けつつ、ペアが協力してプレゼンテーションを準備し発表することで体験内容を共有しました
MECC教員の個別指導を受けつつ、ペアが協力してプレゼンテーションを準備し発表することで体験内容を共有しました

また、物質材料研究(NIMS)では人工嗅覚、磁場で発熱する素材、人工関節に適した素材などについて学びました。宇宙航空開発機構(JASSO)では主に宇宙飛行士の健康管理(宇宙医学)について説明を受けました。

物質材料研では各研究グループの代表者が興味深いお話を提供してくださいました 物質材料研では各研究グループの代表者が興味深いお話を提供してくださいました

医科学に興味をもつ招聘学生、日本人学生双方にとって有意義な体験となりました。参加者からは以下のような感想がよせられています。

I was given the opportunity to do a hands-on experiment, explored the lab and all the equipment there, and also to make a presentation about my research … Overall, it was a very joyful experience and I would love to come back to the University of Tsukuba to continue my postgraduate studies in research upon completion of my medical degree and finally build a bridge between the University of Indonesia and their university. (T.W.)

This program is actually the best encouragement I have ever had. Now, I feel more confident, more determined, and passionate on my chosen way. I appreciated every minute I stayed in Japan, appreciated the talent, the discipline, and the friendliness of Japanese people. (K.N)

詳細な活動内容およびコメント等は、Tsukuba Journal of Medical Science (ISSN1349-2969)に掲載しています。

http://www.md.tsukuba.ac.jp/cnmt/Medtec/3-5_20160330.pdf

モーニングレクチャーでは各国・各大学の紹介があり、将来のキャリア設計について3カ国の参加者が話し合いました モーニングレクチャーでは各国・各大学の紹介があり、将来のキャリア設計について3カ国の参加者が話し合いました