2015年度 活動レポート 第48号:岡山大学

2015年度活動レポート(一般公募コース)第48号

グローバルに活躍する“リケジョ”育成のために
岡山大学からの報告

岡山大学

9月30日から10月6日にかけて、さくらサイエンスプログラムの招へいにより中国・厦門大学の女子修士学生4名を受け入れました。期間中、名古屋大学への訪問・セミナーと岡山市内で出前実験教室を行うなどで更に交流を深めました。
本プログラムはその目的を“日中両国の女子修士学生と医用生体材料に関する研究や教育を通じて交流することで、女性研究者の躍進に貢献する”と設定して実施しました。

岡山空港に到着!

名古屋大学では、大槻主税教授・鳴瀧彩絵准教授・金日龍助教と新規医用材料に関するセミナーを行い、有機-無機のハイブリッドやセラミックスなど最新の医用生体材料に関する議論を深めました。

名古屋大学にて

岡山大学では、早川聡教授と坂倉彰教授と共同研究に関する意見交換を活発に行いました。さらに、岡山大学と厦門大学との共催で、岡山市立御野小学校と地域の科学施設(人と科学の未来館サイピア)で出前実験教室を日中の修士学生達と共に行いました。

岡山市立御野小学校での出前実験教室
実験の様子

これらの催しは、岡山大学・男女共同参画室や国際同窓会等の協力を受け、全学での協力体制を生かしたグローバルな現場での”実践知”を養うための内容としました。
本プログラムを通じて、両校の大学院生が英語でコミュニケーションを積極的に行い、共同研究のみならずお互いの将来について話しているのが印象的でした。今後、両大学では新たな協定の作成を予定しており、女性を中心としたグローバルに活躍する理工系の人材育成を継続的に行う予定です。このような貴重な機会をいただいたJSTに心より御礼申し上げます。