2014年度 活動レポート 第223号:広島大学

2014年度活動レポート(一般公募コース)第223号

台湾の中国医薬大学と中山医学大学から教員・学生が来学

広島大学

平成26年11月30日(日)~12月6日(土)、広島大学医学部保健学科では、台湾の中国医薬大学作業療法学科から若手教員2名、学生6名、中山医学大学作業療法学科から学生2名の計10名を迎え、プログラムを行いました。

このたびのプログラムは、広島大学医学部保健学科及び広島大学病院が、作業療法学分野及びリハビリテーション学分野で展開する、特徴的かつ魅力的な研究やプログラムについて、参加型の活動を中心とした活動等によって深く理解していただき、参加者が将来、本学との研究交流、大学院への入学(「放射線災害復興を推進するフェニックスリーダー育成プログラム」への参加)等を志すことを促す基盤づくり、関係づくりを行うことを目的に実施したものです。

11月30日(日)から12月2日(火)までは、広島大学医学部保健学科及び広島大学病院内で主にプログラムが行われ、本学医学部保健学科作業療法学専攻の学生と相互の大学や専攻に関する紹介や意見交換、実習の合同実施等を行い交流を深めたほか、広島大学病院をはじめ学内施設の見学を行いました。

広島大学の学生に大学紹介
広島大学病院を見学
広島大学の学生と合同で作業療法実習

12月3日(水)~6日(土)は福島県南相馬市と東京を訪問しました。福島県南相馬市では、南相馬市立総合病院を訪問し、東日本大震災の被災者への医療支援、健康支援に携わる医師、作業療法士からその活動に関する講義を受けたほか、仮設住宅や被災地域を訪問し、震災とその復興の現状に関する理解を深めました。

南相馬市総合病院スタッフによる講義
南相馬市の仮設住宅を訪問
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南相馬市の被災地域を訪問

また、東京では、お台場の日本科学未来館を訪問し、日本が誇る最先端技術に関する展示等を見学しました。
短い期間でのプログラムではありましたが、広島大学医学部保健学科や広島大学病院で行われている教育、研究、診療の先進性や優れた点を、その一端ながら理解・体験していただけたものと思われます。

また、本プログラムでは、東日本大震災からの復興に向けた取り組みについて学び、参加者は、被害の深刻さを知ると同時に、復興に向けて前向きに取り組む被災地の人々の姿を見ることもできました。被災地域の現状に触れたことは、地震地域でもある台湾の参加者には、大変意義深い経験になったものと思われます。