2014年度 活動レポート 第16号:静岡大学国際交流センター(1)

2014年度活動レポート(一般公募コース)第16号

インドネシアの高校生が勉学・研究内容と勉学環境を体験-その1

静岡大学国際交流センター

さくらサイエンスプログラムで招へいされたインドネシアのBINUS International Schoolの10人の高校生(grade 11, grade 12)と副校長らは、静岡大学の用意した各種のプログラムに参加し、実り多い交流を行った。

高校生は大学の研究室を訪問したり、勉学や研究内容を直接見たり聞いたりし、さらに静岡大学への留学の具体的イメージが形成されるよう勉学環境を体験してもらった。

今回の交流活動は大学生だけでなく、静岡大学と教育連携のある静岡県立浜松工業高校(スーパーサイエンスハイスクール指定)の高校生とも交流が行われた。

また静岡大学と共同研究を行っているインドネシアへ進出している企業も訪問し、科学技術に関する博物館を見学して日本の科学技術の歴史や、地域産業と大学の研究活動との関わりが社会に与える影響も勉強した。

静岡キャンパスの国際交流センター鈴木滋彦センター長〔副学長(国際戦略担当)〕を表敬訪問し、センター長から静岡大学の概要及び2015年度から本格実施される「アジアブリッジプログラム」について説明を受けた。


国際交流センター長を表敬訪問しました。

来日した生徒からは、今後学びたい専門分野や将来就きたい職業などについて熱く語られたほか、留学に関して意見交換が行われた。

静岡キャンパスでの研究室訪問は2つのグループに分かれ、1つのグループは教育学部理科教育の熊野善介教授の研究室を訪問し、最新の研究内容について説明を受けた。また、所属する大学院生やインドネシア出身の留学生らとも懇談、日本の大学で学ぶことの意義や、大学生活の楽しさを知る良い機会となったようだ。


熊野教授研究室で、理科教育についてお話をうかがいました。

もうひとつのグループは、農学部生活圏環境学鈴木滋彦教授の研究室を訪問した。鈴木研究室では、Muhammad Navis Rofiisさんと加藤大佑さんが中心となって森林生物化学研究室を説明、また高分子複合材料学研究室の田中准教授にも研究室を案内していただいた。

鈴木研究室では、試験体の曲げ試験の様子や、ボード作製に用いる機械を実際に見た。試験機の動く様子や実際の試験体を見ることができたため、興味を持って聞くことができた。

曲げ試験の実際も見学しました。
ボードについて解説しました。

林産工場では、住環境構造学研究室に関する説明を行った。こちらも実物の試験体や、スケールの大きな試験機があったため高校生の反応が良く、とても真剣に聞き入っていた。


林産工場の見学もしました。

インドネシア高校生の感想

We visited Shizuoka University on the 26th of July. There we split into two groups where I joined the visit to the Faculty of Agriculture, from there we met Mr. Kato. Going around the school, we met Mr. Navis and international students specializing in the area of agriculture.
There are greenhouses, wood garden, and wood workshop outside of university building. We had a very fun time meeting the students and Mr. Kato who were really friendly forwards us.
(Mr. JOHANNES NICOLAUS WIBISANA, grade 12, BIS Serponq)